mossiaegatta's blog

面白いを旗印に、東へ西へ。

『鳴る!』オーケストラに進化した山形交響楽団。

 

ひさしぶりにムズムズして、山形交響楽団、山響の定期演奏会へ。

 

 

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今回は、2日間両日とも公式には完売。

私は迷わず、井上さんのトランペット協奏曲一発狙いで、当日券で。

で。この当日券というのが、当日までの席の空きの状況で変わり、

2日目の当日は、なんと前列から5列目までの空いてる席!ということで、

これはまさに、音楽の砂かぶりやぁ~と 観る 聴く 前から 盛り上がる。

 

入場した時ちょうど、指揮者の飯森さんと山響事務局?の落ち着いた声の方との

プレトーク中。完売の上に 当日入場の方 待ちとの理由で、長めのトーク

 

まずは、たゆたうドビュッシーの『春』

『鳴ってる!』

各人の豊潤な音の それぞれの色の 多彩なクレパス

小学校の頃に、あこがれた

本数の多い 色鉛筆のケースを開いたときのような ときめき!

それらの音の重なり、にじみ、発色の素晴らしさ!

 

そして、お目当てのペリーのトランペット協奏曲。

実に朗々たる変幻自在の井上さんのトランペット。

それを包み込むかのような山響の音の厚みある柔らかな音のじゅうたん。

まるで、アラジンが じゅうたんに乗って、空を駆けるような

ドライブする爽快感。

拍手は鳴り止まず。

個人的には、拍手に応えてスターダストの一節でも吹いてくれたならと。

でも、そこはバランス。

井上さんには、このあとのショスタコのトランペットパートの

大事なところも残っていたことを演奏が始まってから知る。

 

で。そのショスタコ交響曲第1番。

曲想があまり好みではないのと、眠気にしたがって、

爆音の中、うつらうつらとに ゆだねてみることに。

これが、実に心地よく、ロックの爆音で うつらうつらした時も

お芝居の台詞回しの心地よさに うつらうつらした時も良かったけど、

今回も 実に 得難いものでした。

真剣に お聴きの方には、一見 大変申し訳ない聴き方ではありますが、

これは 体感してみないと わかりませんぞ。

 

とにかく、『鳴る』オーケストラに進化した山形交響楽団

こりゃ、来月のハイドンのオラトリオ『天地創造』にも

期待が高まるってもんです。

しかもオラトリオには、私の大好きな山響アマデウスコアも

いてくれるのですから、もーー。

 

明けた朝にも興奮冷めやらぬ素敵な演奏会でした。

 

 

 

では、よしなに,,,